首里城の下にある「龍潭池(りゅうたんいけ)」は琉球王国時代から残る水辺

Sponsored Link

このエントリーをはてなブックマークに追加   

首里城の下にある「龍潭池(りゅうたんいけ)」は琉球王国時代から残る水辺

龍潭池ってどんなところ?

 

沖縄県を象徴する建物といえば首里城ですよね。
かつて琉球国王が住んでいたこの城の周囲には、琉球王国時代に築かれた数々の歴史的遺産が残されています。
今回ご紹介する「龍潭池(りゅうたんいけ)」もそのひとつです。

 

龍潭池は首里城本殿から数百メートルほど離れた地点にある池で、周囲416m・面積7,575m2にも及ぶ広大なものです。
池の周囲には多くの木々が生い茂り、鯉などの魚が多く住んでいることから昔は魚小掘(イユグムイ)とも呼ばれていました。

 

実は龍潭池はもともとこの場所にあった水源ではなく、琉球王国時代に作られた人工の池です。
その歴史は古く、琉球王国の第二第国王であった尚巴志王(しょうはしおう)の命令で1427年に建造されたと記録されています。

 

それまで琉球王国には城の周りに池をつくるような文化はなかったのですが、当時琉球王国を訪れていた中国の使者が「首里城の北に池を作った方が良い」とアドバイスしたのがきっかけで造園が始まったと言われています。
尚巴志王は即座に中国に使者を派遣し、中国式の庭がどのようなものなのか調査してから本格的な池づくりを始めたと言います。

 

琉球王国は中国との国交が盛んな国だったため、このように中国の使者の顔を立てるために作られた建造物が多く残っています。
龍潭池もそのひとつであり、完成後の龍潭池には船が浮かべられ中国の使者を歓迎するための宴が催されていたことが分かっています。

 

現在では観光地としてもあまり取り上げられない場所ですが、龍潭池は実はかなり歴史ある貴重な池なのです。
かつて起こった戦争により首里城の多くは破壊され、現在残っているのはほとんどが戦後に再現されたものです。
しかし龍潭池は、これまで実に600年近くもその姿を変えず、戦争の被害をも乗り越えてきた数少ない場所です。
首里城から徒歩5分ほどで行ける場所なので、時間に余裕のある方はぜひ訪れてみてください。

 

 

池のまわりを散歩してみよう

 

龍潭池は歴史的にも貴重な場所ですが、歴史に興味の無い方でも充分に楽しめます。
池の周囲には遊歩道が整備されているため、ゆっくり散歩するのもオススメです。

 

戦前まで龍潭池の周囲は樹齢数百年の大きなアカギが茂る森でした。
残念ながらアカギはほとんどが焼失してしまいましたが、現在は首里城再建と共に別の木々が植えられ、また美しい景観を取り戻しています。
沖縄に自生するアカバナー(ハイビスカス)などの植物を中心に、様々な花が咲き誇る美しい森となっています。

 

また、池には様々な生き物が暮らしており、遊歩道からもその姿を確認することができます。
鯉やティラピアなどの魚類、ミドリガメやスッポンなどの爬虫類、カエルなどの両生類、シラサギなどの鳥類の姿がよく見られます。

 

龍潭池に集まる生き物の中でも観光客たちのアイドルになっているのが「バリケン」という鳥。
県外ではあまり見られない鳥ですが、沖縄では昔から家畜として飼われていたアヒルの仲間です。
龍潭池にはいつからか野生化したバリケンが多く住み着いており、よく池を飛び出して遊歩道をゆうゆうと歩いています。
バリケンは人間を恐れず人懐っこい性格の鳥なので、エサを持っていると撫でたりすることもできます。

 

また、龍潭池の周囲にも隠れた歴史的遺産が多くあります。
首里城周辺は歴史的遺産の宝庫なので、興味のある方はいろいろ探しながら歩いてみるのも楽しいでしょう。
このあたりでは、ちょっとした通路や一見何の変哲もない岩などが琉球王国時代の遺産だったりするので面白いですよ。

 

 

隠れた首里城撮影スポット!

 

龍潭池からは首里城を見上げるような形になります。
首里城本殿は敵襲を防ぐなどの目的で高台に作られているためです。

 

実は「首里城を見上げることができる場所」は意外に少なく、ほとんど何の障害物も無く首里城を見上げることが可能な龍潭池は貴重な「首里所の撮影スポット」でもあるんです。
観光雑誌などに掲載されている首里城の写真もよく龍潭池で撮影されていて、観光客には意外と知られていない隠れた撮影スポットになっています。

 

龍潭池から首里城を撮影するなら、日没後に撮影するのが断然オススメです。
首里城は夜間になるとライトアップされるのですが、龍潭池の方角からはライトアップされた首里城の全体像がすっぽり撮影できるんです!

 

 

龍潭池に関する情報

 

龍潭池は首里の道沿いにある池なので、24時間いつでも見学可能です。
ただし遊歩道の部分は首里城公園の一部なので、首里城公園が閉園した後は入れなくなるので注意しましょう。

 

 

場所・アクセス

 

 

住所

 

沖縄県那覇市首里真和志町1丁目

 

 

アクセス方法

 

那覇空港から出発する場合、龍潭池まではモノレールで行くのがオススメです。
もちろん車で行くことも出来ますが、モノレール首里駅で降りて首里城に徒歩で向かえば、ほぼ確実に龍潭池を通るからです。

 

モノレールの場合は、那覇空港駅から首里駅まで一直線で向かいます。
首里駅から首里城に向かって10分ほど歩いていると、左手に大きな池が見えてきます。
モノレールで30分、徒歩で15分の計45分の移動時間がかかります。

Sponsored Link