歴史的遺産の宝庫・金城町の石畳道を歩く

Sponsored Link

このエントリーをはてなブックマークに追加   

歴史的遺産の宝庫・金城町の石畳道を歩く

金城町の石畳道ってどんなところ?

 

首里城周辺は、地名を「金城町(きんじょうちょう)」といいます。
金城町は琉球王国時代の城下町で、そこにはかつて「真珠道(まだまみち)」というメインストリートが存在していました。
真珠道は首里城から総延長10qに及ぶ当時としてはかなり立派な道でしたが、1945年の沖縄戦によってそのほとんどが破壊されてしまいました。

 

しかし、真珠道のごく一部は運よく戦火を逃れ、今の時代に現存しています。
それが今や観光地としても有名になった「金城町の石畳道」です。
生き残った一部と1983年から復元作業の行われた区画を合わせて238mが金城町の石畳道として公開されています。

 

その名の通り、ここは地面を石で覆われた道路です。
琉球王国時代の高い石工技術で緻密にはめ込まれた石は、台風や地震でも簡単には崩れません。
また、この石は「琉球石灰岩」というサンゴの化石で作られているため水を通しやすく、地面に染み込んだ雨水が自動的に井戸に集中するという驚くべきメカニズムを秘めています。

 

歴史的・文化的にも大変貴重な場所ですが、実は金城町の石畳道の道沿いには今でも多くの住人が住み続けています。
観光地とはいえ、周囲の家は一般の方が住んでいる家なので騒音を立てたり勝手に家の敷地内に入ったりしないようにしましょう。

 

 

石畳道の周囲は貴重な歴史遺産の宝庫

 

金城町の石畳道はその場所自体がとても貴重な歴史遺産ですが、実はその周囲にもかなり貴重な歴史遺産が多く残されています。
この周辺は首里城の近くにありながら、沖縄戦の影響が奇跡的に少なく済んだ場所なので、何百年も昔から残っている琉球王国時代の生活の跡が見られるのです。
石畳道に設置された案内板に表示されているだけでも10ヶ所以上の歴史遺産が石畳道周辺に集中していることがわかります。

 

首里城はとても治水技術に長けた城としても知られており、その城下町である金城町にも当時の井戸が多く見られます。
井戸とは言っても、琉球王国の井戸は一般的に想像されるような日本式の井戸とは形状が全く異なり、深さも無く歩いて水中に入れるような仕組みのものです。
琉球の井戸は地下水を掘るのではなく、雨水や湧き水を集めるタイプの井戸が多いため、他県ではあまり見られない珍しい形になっています。

 

観光客に最近人気になってきたのが、石畳道から徒歩5分ほどの脇道にある「大アカギ」です。
アカギとは沖縄に多く自生する木なのですが、金城町に残るアカギは樹齢200年を超え高さ20mに達している県内屈指の大木です。
大アカギが生えている場所は「内金城嶽(うちかねしろたき)」という琉球王国時代からの聖地でもあり、大アカギは「神様の住む木」として言い伝えられています。
祈りを捧げると願いが叶うと言われていることから、大アカギはパワースポットとしても注目を集めています。

 

 

石畳だけではなく街並みにも注目!

 

高い技術で細工された石畳は見事なものですが、金城町の石畳道の良さはそれだけではありません。
むしろ、石畳よりもその周辺に広がる金城町の街並みに魅了されてしまう方の方が多いはずです。

 

金城町の石畳道は景観が良いことでも有名で、「日本の道100選」にも選ばれたことがあります。
石畳の周囲に建つ家は、赤瓦やハイビスカスに彩られ、まさに他県の方が想像するような「沖縄っぽい街並み」となっています。
実は2001年に放送されたNHKの朝ドラ「ちゅらさん」のロケ地になっていたのがまさにこの石畳道で、当時主人公の家として映っていた家もまだ現存しています。

 

また、金城町の石畳道は高台にあるので、後ろを振り返ると那覇市を上から見渡すことができます。
晴れた日に行くとかなりの絶景が望めるので、時間のある方はゆったりと散歩してほしいスポットです。

 

 

金城町の石畳道に関する情報

 

金城町の石畳道は歴史遺産とはいえ一般道路なので、入場料金は一切かかりません。
もちろん営業時間も無いため深夜でも見学は可能ですが、周辺の家には住民の方がいらっしゃいますので夜間の見学はオススメできません。
また、坂がかなり急勾配なので、極力歩きやすい靴で行くのが良いでしょう。

 

 

場所・アクセス

 

 

住所

 

沖縄県那覇市首里金城町

 

 

アクセス

 

那覇空港から車で行く場合は、首里城の駐車場に停めてから歩きましょう。
首里城からは徒歩5分の場所にあるため、首里城と併せて見学することをオススメします。

 

車よりは歩行距離が長くなりますが、モノレールで行くのもオススメです。
那覇空港からモノレールに乗って、首里駅で下車すると徒歩15分ほどで到着します。
モノレールの運賃は大人330円、子供170円の計算になります。

 

 

服装について

 

金城町の石畳道は急勾配な坂になっているので、歩きやすい靴で行きましょう。
地面が石で出来ていて段差が多いため、ハイヒールなどの靴はこの場所に適していません。
また、大アカギを見学する予定があるなら、ある程度汚れても良い服を着ていた方が良いでしょう。
大アカギ周辺は昔からの地形がそのまま残っているため地面がぬかるみやすく、天気の悪い日から数日は泥はねが起きやすいです。

Sponsored Link