琉球王国時代から続く由緒ある神社・波上宮で旅の安全祈願を

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琉球王国時代から続く由緒ある神社・波上宮で旅の安全祈願を

波上宮ってどんなところ?

 

那覇市には、地元の人たちから「ナンミン」と呼ばれ親しまれている地域があります。
ナンミンとは「波の上」が訛ったもので、もともとは那覇市若狭にある「波上宮(なみのうえぐう)」を指す言葉でした。
波上宮は琉球王国が成立するよりも遥か昔、1368年からこの場所にあると言われている由緒正しき神社です。

 

沖縄県には「琉球八社」と呼ばれ、琉球王府に保護されていた8つの神社があるのですが、波上宮は琉球八社の中でも特に大事にされていました。
琉球八社のなかには、現在ではあまり参拝客も訪れなくなってしまった場所もありますが、波上宮は今でも沖縄を代表する神社のままです。
初詣の時期には沖縄県内で最もにぎわう神社として有名で、大晦日からお正月にかけては24時間絶え間なく参拝客がひしめき合います。
また、琉球八社のなかで波上宮だけが全国一の宮会に「琉球国新一宮」として社格を与えられており、名実共に「沖縄で最も格式高い神社」となっています。

 

それだけ格式高い神社でありながら、波上宮は近年、一種の観光スポットとしても人気を博すようになりました。
波上宮がある場所は那覇市でも最も栄えている地域のひとつで、車で十数分の場所に「国際通り」「首里城」「那覇空港」など様々な観光拠点が存在しています。
また、波上宮の隣は那覇市内で唯一のビーチである「波の上ビーチ」があり、ビーチで遊んだ観光客がそのまま波上宮を参拝するということも少なくありません。

 

観光客が多いため、お正月の時期でなくても境内は多くの人で賑わっています。
旅の安全を祈願する方や、波上宮の持つ美しい景観を見学に来た方も多く、波上宮は福岡の太宰府天満宮や広島の厳島神社などにも似た「観光スポットとしての神社」の側面があります。
波上宮では写真撮影用の「顔ハメ看板」を設置していたり、外国からの観光客向けに英語のおみくじを用意するなど、神社を観光地化することにも寛容です。
神社というと気を張らなければならないイメージがありますが、波上宮は親しみやすい神社なので観光中の方も気軽に参拝してみてください。

 

 

神社の中にも沖縄ならではの特徴がある

 

沖縄を旅行する観光客が必ず目の当たりにするのが「沖縄県民の独特の宗教観」です。
お墓が家のような形をしていたり、ニライカナイという楽園の存在が普通に語られたり、御嶽(うたき)と呼ばれる聖域があちらこちらにあったり…
日本全国どこに行ってもその地域ならではの宗教観があるものですが、沖縄県の宗教観は群を抜いて独特です。

 

これは、沖縄がもともと琉球王国という国家だったころから続いているものです。
他の国とは広い海で隔たれた琉球では、日本や中国など様々な国の宗教が混ざりあって独自の宗教観を形成していました。
何百年にも渡って言い伝えられてきた沖縄独自の宗教観は、今でも至るところに文化として残っているのです。

 

波上宮にも、そんな「沖縄ならではの宗教観」に基づく特徴がいくつも残されています。
琉球国新一宮にも指定されたほど格式高い神社なので、基本は正式な神道に則っているはずなのですが、境内のところどころに沖縄の宗教が混ざった痕跡が見られます。

 

これは地元の人にもあまり知られていませんが、まず波上宮のある場所はもともと沖縄の宗教における「御嶽」です。
波上宮の場所は何百年も昔から信仰の対象となっていた巨岩の上の御嶽で、かつてはここからニライカナイに向けて祈りがささげられていました。
いつしか沖縄本島にも神道や仏教の概念が持ち込まれ、当時の国王によって波上宮が創建されました。

 

沖縄県民ならではの考え方と神道が融合した痕跡は、他にもいくつか見ることができます。
狛犬ではなくシーサーが神社の入り口を守っていたり、引いたおみくじはガジュマルの木に結びつけられていたり…
普通の神社とはどこか違う沖縄っぽさを探してみるのも、波上宮の楽しみ方のひとつです。

 

 

下から見上げる波上宮は迫力満点!

 

波上宮を参拝し終えたら、今度はグルリと回り道して「波の上ビーチ」に行ってみましょう。
波の上ビーチは波上宮のすぐ隣にあるビーチで、多くの観光客が訪れる人気観光スポットのひとつです。

 

初めて波の上ビーチ側から波上宮を見た方はきっと驚くと思います。
波上宮からは周囲の景色がほとんど見えないので分かりませんが、波の上ビーチから見ると波上宮が見上げるほど大きな岩の上に建っていることに初めて気づきます。
平坦な地形のビーチの横に突如現れる巨岩。そしてその上に鎮座する波上宮の姿は、かなり不思議な光景です。

 

数百年前、波上宮が出来る前はこの岩そのものが御嶽として信仰対象になっていました。
昔の沖縄の人たちは大きな岩を御神体として祀る傾向があったため、那覇市内でもずば抜けて大きかったこの岩は重要な聖域だったのです。
綺麗な砂浜にズシンと構える波上宮と巨岩は迫力満点で、昔の人がここを「神様が作った」なんて感じてしまうのもうなずける気がします。

 

 

波上宮に関する情報

 

波上宮は夜間の見学も可能ですが、実は波の上はいわゆる「夜の街」でもあるため、夜間はあまり治安がよくありません。
日中なら観光客も多く、そういったお店も閉まっているところが多いので安心して見学できるでしょう。
ただ、波上宮からほんの1分ほど歩くと日中でもキャッチのお兄さんたちがウロウロしているので、このあたりではあまり脇道に入らないことをオススメします。

 

 

場所・アクセス

 

 

住所

 

沖縄県那覇市若狭1丁目25?11

 

 

アクセス方法

 

波上宮は那覇空港から車で10分ほどで移動できます。
駐車場もありますが、ここの駐車場はあまり収容台数が多くないため基本的にはお祓いを受ける方などが使います。
観光客は、波の上ビーチの利用客が使う「波の上うみそら公園」の駐車場を使うのが安心です。

 

那覇空港から車で行く場合は、那覇西道路を利用して北上。
最初の交差点を直進したら、最初に見えてくる脇道を左折して到着です。

 

モノレールの場合は、那覇空港駅で乗車→県庁前駅で下車して徒歩15分です。
ここまでの運賃は、大人260円、子供130円となっています。

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