琉球ガラス村で自分だけのオリジナルグラスを作ろう!
琉球ガラス村ってどんなところ?
数ある沖縄の工芸品のなかでも、特にお土産として人気が高いのが「琉球ガラス」です。
琉球ガラスはもともと、戦後の物資不足を解消するために米軍が捨てたコーラの空き瓶などを再利用して作られていたガラス製品です。
元は必要に迫られて製造されていたガラス製品ですが、その色とりどりの美しい造形と完成度の高さから工芸品としての価値が高まり、現在では沖縄を代表する工芸品として知られるようになりました。
琉球ガラスはほとんどのお土産屋さんで販売されていますが、特に「琉球ガラス村」の品揃えは圧倒的です。
沖縄本島糸満市にある琉球ガラス村は、琉球ガラスを取り扱うテーマパークとしては県内でも最大規模で、熟練の職人たちが毎日質の高い琉球ガラスを作り続けています。
また、琉球ガラス村は単なるお土産屋さんというわけではなく、観光客が自分で琉球ガラスを作ることもできる体験施設でもあります。
子供でも手軽に体験できる簡単なガラス製品作りから、大人向けのちょっと難しいガラス製品作りまで様々なプログラムが用意されています。
もちろん熟練の琉球ガラス職人さんが隣で優しく指導してくれますので、未経験者でも安心して琉球ガラス作りを体験できます。
自分で体験するのはちょっと怖い…という方は、まず琉球ガラス工房を見学してみましょう。
工房では熟練の職人たちが琉球ガラス作りに勤しんでおり、真っ赤に燃える1300℃の窯で次々に美しいガラス製品を造形していきます。
普段使っているガラス製品がどんな工程を経て出来ているのか知るための社会見学としても人気がありますよ。
自分で琉球ガラスを作ってみよう!
琉球ガラス村の目玉といえば、やはり自分で琉球ガラス作りを体験できることでしょう、
本格的な設備が無ければ作れない琉球ガラスですが、琉球ガラス村には文句のつけようもない完璧な設備が整っています。
職人さんが細かく作り方を教えてくれるので、小学生でもガラス作りを体験することができます。
一番簡単なガラス製品だと、5分程度で作ることができます。
初級の体験プログラムで作るのは琉球ガラスで造形したグラス。
沖縄では泡盛を飲むのによく使われるグラスですが、普段使いのグラスとしても便利です。
もう少しだけ難しくなるのが、中学生以上から体験できる琉球ガラスのお皿作り。
グラスに比べると難易度が上がりますが、こちらも職人さんが指導してくれるので10分もあれば作れてしまいます。
他にも、琉球ガラスを使ったアクセサリー作りや、フォトフレーム作りなどが人気です。
ぜひ自分のレベルに合った体験プログラムを選んで、世界にひとつだけのオリジナル琉球ガラスをつくってみてください。
もちろん、自分で作った琉球ガラスはそのままお土産として持ち帰ることができます。
ただし出来たての琉球ガラスを急激に冷やすと割れてしまうため、冷却窯に入れて徐々に冷まさなければなりません。
冷却時間確保のため、作った琉球ガラスは3日以上経ってから自宅に発送されるというシステムになっていますので忘れないようにしましょう。
琉球ガラスを見学するだけでも楽しい!
琉球ガラス村には、数えきれないほどの琉球ガラス製品が並んでいます。
色とりどりのガラスがズラリと並ぶ店内には、どこか幻想的な雰囲気さえ漂います。
品揃えは県内でも随一なので、様々な琉球ガラスを見学したいなら琉球ガラス村が最も良いでしょう。
もちろん、ほとんどのガラス製品は気に入ったらその場で購入できるので、一目惚れしたガラス製品があったらお土産に買うのもオススメです。
また、琉球ガラス村の店内には県内でも最大級の琉球ガラス美術館が設置されています。
販売されている製品よりも明らかに手の混んだ琉球ガラス製品が多く展示されており、そのほとんどが量産されていない一点ものです。
職人がひとつひとつ丁寧に製作した琉球ガラスの工芸品は、量産されている普段使いのガラス製品とは違った風格があります。
特に注目したいのは、琉球ガラス職人で初めて「現代の名工」として厚生労働大臣に認定された大城孝栄さんの作品。
大城孝栄さんの作品はもはや美術品の域に達しており、ガラスでここまで繊細な製品が作れるのかと驚かされます。
残念ながら大城孝栄さんの製品は貴重すぎるため非売品となっているため購入することはできませんが、琉球ガラスについて語るなら大城孝栄さんの作品を見ておかない手はありません。
琉球ガラス村に関する情報
琉球ガラス村は入場無料です。
駐車場も60台分確保されているので、気軽に見学しに行くことができます。
ガラス作り体験には別途体験料がかかります。詳しくは琉球ガラス村の窓口でお確かめください。
また、購入した商品を送る場合は送料として全国一律1000円かかります。
場所・アクセス
住所
沖縄県糸満市字福地169番地
アクセス方法
琉球ガラス村は、糸満市の国道331号線沿いにあります。
車で行く場合は、那覇空港から国道331号線をひたすら道沿いに走るだけで到着するのでわかりやすいです。
那覇空港から琉球ガラス村まで車で行く場合の所要時間は、およそ30分です。
バスの場合はモノレールとバスで乗り換えが必要です。
まず那覇空港からモノレールに乗車、旭橋駅で降りて那覇バスターミナルに行きます。
那覇バスターミナルで89番糸満線に乗り、終点の糸満バスターミナルまで乗りましょう。
糸満バスターミナルで82番玉泉洞糸満線に乗り換えたら、波平入口で下車しましょう。
そこからは徒歩1分で琉球ガラス村に到着します。
営業時間
- 全体 9:00〜18:00
- 工房見学 9:00〜17:30
- レストラン 11:00〜17:00(ラストオーダー16:00)
※年中無休
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