やんばるの生き物たちを探してみよう!やんばる野生生物保護センター

Sponsored Link

このエントリーをはてなブックマークに追加   

やんばるの生き物たちを探してみよう!やんばる野生生物保護センター

やんばる野生生物保護センターってどんなところ?

 

沖縄本島北部にある森林地帯は、昔から「やんばる」と呼ばれています。
ヤンバルクイナやヤンパルテナガコガネなど、世界中でやんばるにしか生息していない固有種も多く、やんばるは生物学的にみても大変貴重な場所です。

 

そんなやんばるの生き物たちについて詳しく知るためには、国頭村にある「やんばる野生生物保護センター」を訪れるのがオススメです。
やんばる自然生物保護センターは、やんばるに住む生き物たちの保護や調査研究を目的として作られた施設です。
館内には本格的な展示エリアを設けているため、一般客がやんばるに住む生き物について学ぶのにも最適です。

 

いわばここは「やんばるの博物館」といったところでしょうか。
ヤンバルクイナを始めとする貴重な生き物たちのはく製が飾られていたり、なかなか目にすることのできないやんばるの生き物の映像を見る事もできます。

 

やんばる野生生物保護センターが開館したのは平成11年のことですが、平成22年にはリニューアルオープンして綺麗になっています。
展示内容も一新され、より解りやすく、楽しくやんばるのことが学べる施設として人気を博しています。

 

特に、夏休みの期間中は自由研究のためにこの場所を訪れる家族連れが多くなり、たくさんの子供たちで賑わっています。
やんばるに関する貴重な資料も自由に読み放題で、何時間居ても入場料金はかからないとあって、ここで自由研究を済ませてしまうという子供たちも多いようです。
お子さんのいるご家庭は、自由研究を兼ねた夏休みのレジャーとしてやんばる自然生物保護センターを訪れてみてはいかがでしょうか。

 

 

奇跡の森・やんばるについて学ぼう

 

沖縄を観光していると、何度も「やんばる」について聞くことがあるかと思います。
やんばるは沖縄県民にとって大切な場所で、野生生物の宝庫として大切に守り続けられています。

 

もしもやんばるが無くなれば、日本に住む固有種は激減します。
やんばるは南北約32q、東西約12qというごく狭い土地にも関わらず、驚くほどの数の生物が暮らしている楽園だからです。

 

これまで日本で発見されている鳥類のうち、なんと50%はやんばるに生息しています。
日本で自然分布している鳥類は約600種類なので、うち300種類がやんばるに住む鳥たちだということになります。

 

さらに、日本で発見されているカエルのうち、約25%がやんばるに住むカエルです。
やんばるの自然が破壊されれば、日本中のカエルの4分の1が絶滅の危機に瀕するといっても過言ではないでしょう。

 

このように、やんばるは独自の進化を遂げた生き物たちの楽園なのです。
何万年もかけて造りあげられてきた奇跡の森・やんばるによって、貴重な生き物たちは守られています。
ところが近年、やんばるは徐々にその面積を減らしています。かつては恩納村あたりまでがやんばると呼ばれていましたが、現在では大宜味村・東村以北までその範囲が狭まっています。

 

そうした貴重な自然を守り、世間にその重要さを伝えるために建てられたのがやんばる野生生物保護センターです。
やんばる野生生物保護センターでは、やんばるの自然がいかに重要なものか、守るためには何をするべきかなどの情報を詳しく学ぶことができます。

 

 

近くの川で遊ぶこともできる

 

やんばる野生生物保護センターのすぐ脇には、やんばるの森から流れてきた綺麗な清流が流れています。
深さは子供の足首くらいなので安心して遊べますし、浅いといってもそこはやんばるの川、テナガエビなどの生き物もたくさん暮らしています。

 

夏になると、この川で遊ぶために地元の子供たちがやってきます。
テナガエビを取ったり、パシャパシャと水浴びをしたりして涼し気なひと時を過ごすことができます。

 

やんばるで川遊びができるスポットはいくつかありますが、あまり山の中に入るとトイレに行ったり飲み物を用意するのも一苦労です。
しかしやんばる自然生物保護センターの横にある川なら、駐車場から歩いて10秒の場所なので荷物を持ち運ぶ必要が無くて楽ですし、やんばる野生生物保護センターでトイレを借りることもできて便利です。

 

あまり大きな川ではありませんが、水質の綺麗さは沖縄県でもトップレベルなので気持ちよく遊べますよ。

 

 

やんばる野生生物保護センターに関する情報

 

やんばる野生生物保護センターは入場無料です。
入場の際に入館記録に名前を書くだけで入場できます。

 

館内はそこまで広いわけではないので、ちゃんと展示物を見てまわっても20分〜30分ほどで見学できると思います。
ただ、営業時間内なら何時間居ても構わないので、自由研究をしたり、やんばるに関する書籍を読みながらのんびりする方も結構います。

 

 

場所・アクセス

 

 

住所

 

沖縄県国頭郡国頭村比地263番地の1

 

 

アクセス方法

 

やんばる野生生物保護センターはやんばるの山奥にあり、那覇市からだとかなり遠いので車で行くのが良いでしょう。

 

那覇空港から出発する場合、那覇空港自動車(無料区間)から高速道路の有料区間に入り、そのまま最北の許田ICまで向かいます。
許田ICで高速を降りたら、そのまま国道58号線を北上して国頭村を目指します。
左手に奥間地区で唯一のファミリーマートが見えたら、その向かいにある脇道に入りましょう。
あとは案内看板が出ているので、それに従って3分ほど走ったら到着です。

 

 

営業時間

 

  • 10:00〜16:30

 

休館日

 

毎週月曜日、みどりの日及びこどもの日を除く祝祭日、 慰霊の日(6/23)、年末年始(12/29〜1/3)

 

 

服装について

 

付近の川で水遊びをするなら、必ず着替えとタオルを持っていきましょう。
水遊び目的で来た方がやんばる野生生物保護センターの駐車場やトイレを使っても問題ありませんが、正確にはやんばる野生生物保護センターが管理している川ではないので、タオル等の貸し出しは行っていません。
近くに着替えを扱っているお店も無いので、着替えを忘れて水遊びをすると車で1時間近くかけて名護市あたりまで戻るハメになります。

Sponsored Link