世界最大の壺屋焼で出来た「さいおんうふシーサー」と「壺屋うふシーサー」
「さいおんうふシーサー」「壺屋うふシーサー」ってどんなところ?
さいおんうふシーサーは、沖縄県を代表する伝統工芸品である「壺屋焼(やぼややき)」の技法で作られた巨大シーサーです。
通常、壺屋焼で作られたシーサーは大きくても1〜2m程度ですが、さいおんうふシーサーの大きさは3.4mもあります。
このシーサーは那覇市の安里地区にある「さいおんスクエア」というショッピングアリアに立っており、名前もさいおんスクエアにちなんでつけられました。
名前の中に入っている「うふ」とは沖縄の方言で「大きい」という意味になります。
さいおんうふシーサーと対を成しているのが、同じく壺屋焼で作られた巨大シーサー・壺屋うふシーサーです。
見た目はそっくりですが、壺屋うふシーサーの大きさは3.62mと、さいおんうふシーサーよりも22p大きく作られています。
壺屋うふシーサーが立っているのは、壺屋焼の本場である「壺屋やちむん通り」です。
シーサーは2匹で1対になっていて、門や玄関などに2匹並べて飾られるのが一般的です。
しかし、さいおんうふシーサーと壺屋うふシーサーは、対のシーサーでありながら1qほど離れた場所に設置されています。
家を魔物から守るのがシーサーの役目ですが、普通のシーサーの何倍も大きいこの2匹は、家ではなく「那覇市」そのものを守るシーサーとして活躍しているのです。
2013年ごろに完成したさいおんうふシーサー・壺屋うふシーサーの2匹は、現在観光客に人気の記念撮影スポットとしても知られるようになってきました。
沖縄といえばシーサーのイメージも強いかと思いますが、一緒に記念撮影をするならばこの2匹が一番写真映えするのではないでしょうか。
沖縄観光のついでに立ち寄りやすい立地
さいおんうふシーサーと壺屋うふシーサーは互いに離れた場所に立っていますが、どちらも沖縄本島の観光中に立ち寄りやすい立地となっています。
まず、さいおんうふシーサーがあるのは「さいおんスクエア」というショッピングエリアの広場です。
さいおんスクエアは沖縄を訪れた観光客のほとんどが立ち寄る「国際通り」の端に位置しています。
国際通りの入り口として有名な「県庁前」から端まで歩けば、ちょうど国際通りの終わりごろにさいおんうふシーサーの姿が見えてくるはずです。
また、さいおんうふシーサーから徒歩1分の場所にはモノレール「牧志駅」があるので、さいおんうふシーサーに興味のある方はモノレールで行けば見つけやすいと思います。
壺屋うふシーサーが立っているのは、壺屋焼の職人たちの本拠地・壺屋やちむん通りです。
壺屋やちむん通りは誰でも気軽に本格的な壺屋焼が買えることで観光客に人気のショッピングエリアでもあります。
通りの端には壺屋地区と国際通りをつなぐアーケード街「平和通り」があるのですが、ちょうどその境目あたりに壺屋うふシーサーはあります。
壺屋やちむん通りを見学して、そのまま徒歩で国際通りに移動するというルートなら、必ず壺屋うふシーサーの前を通ることになります。
どちらのシーサーも人気観光地の近くにあるので、他の場所で遊んだついでに見学しやすいかと思います。
1qほど徒歩移動すれば両方ともまとめて見学することが可能なので、体力のある方はぜひチャレンジしてみてください。
夜間にはライトアップされます
さいおんうふシーサー・壺屋うふシーサー共に、夜になるとライトアップされます。
沖縄には数えきれないほどのシーサーがありますが、本来「魔除け」であるはずのシーサーが夜間ライトアップされるという事例はほとんどありません。
人気の観光スポットに立っているからこそ見られる「ライトアップされたシーサー」、何気ない光景かもしれませんがけっこう珍しいものなんです。
夜間に見学するなら、壺屋うふシーサーよりはさいおんうふシーサーの方がオススメです。
壺屋うふシーサーのある壺屋地区は、職人さんたちの街なのでどうしても夜間には周囲のお店なども閉まってしまい、壺屋うふシーサー以外に見る物がない状態になります。
しかしさいおんうふシーサーがある場所は国際通りの直近、沖縄でも最も賑やかな場所のひとつです。
夜間でも営業しているお店も多く、タクシーなども24時間絶え間なく走っているので、夜間でも安心して見学できます。
「さいおんうふシーサー」「壺屋うふシーサー」に関する情報
さいおんうふシーサー・壺屋うふシーサー共に、見学料金はかかりません。
野外に設置されているので24時間見学可能ですが、あまり治安の良い地域というわけでもないので日中の見学をオススメします。
ライトアップされている夜間のシーサーを見たい場合は、20時〜21時ごろまでなら人通りも少なくないので安心です。
さいおんうふシーサーの場所・アクセス
住所
沖縄県那覇市安里2丁目1
アクセス方法
那覇空港から行くなら、モノレールに乗るのが一番オススメです。
国際通り付近なので車だと駐車場を探すのに一苦労するかと思います。
モノレールで行く場合は、那覇空港駅出発、牧志駅下車でOKです。
牧志駅からは徒歩1分ほどの場所にあるので、駅を出て周囲を見回すだけですぐに見つかるはずです。
運賃は大人300円、子供150円、所要時間はおよそ16分です。
壺屋うふシーサーの場所・アクセス
住所
沖縄県那覇市壺屋1丁目8
アクセス方法
壺屋うふシーサーは、さいおんうふシーサーから1qほど離れた場所にあります。
モノレール牧志駅で降りて歩いていくのが手っ取り早いのですが、体力に自信の無い方はタクシーを使っても数百円で移動できるかと思います。
那覇空港から直接行く場合は、タクシーで壺屋やちむん通りまで移動してから徒歩移動が良いでしょう。
モノレールに比べると多少運賃がかかりますが、壺屋やちむん通りを見学したいという方にはタクシー移動がオススメです。
Sponsored Link