巨大なヤンバルクイナに登る!?ヤンバルクイナ展望台
ヤンバルクイナ展望台ってどんなところ?
沖縄本島最北端に位置する「辺戸岬(へどみさき)」から山のほうを眺めると、ふと不思議な物体が目に入ります。
人工物のほとんど見えない手付かずの山の頂上に、巨大なヤンバルクイナが立っているのです。
実はこれ「ヤンバルクイナ展望台」という場所で、観光雑誌にもあまり載っていないディープな絶景スポットなんです。
辺戸岬から車で10分ほど移動した場所に、ヤンバルクイナ展望台は建っています。
近くで見てみると、より一層異様な雰囲気を醸し出す展望台に、観光客はたじろいでしまうかもしれません。
ヤンバルクイナ展望台は高さ11.5m、沖縄に住む絶滅危惧種「ヤンバルクイナ」そっくりに作られた展望台です。
近くで見ると笑ってしまうほどにリアルで、ヤンバルクイナの足のシワや毛の流れまで忠実に再現して作られています。
展望台なのでもちろん内部に入ることができ、最上階からは辺戸岬と海が一望できます。
しかし観光客の多くは絶景なんてそっちのけで、展望台そのものの写真を撮り始めてしまいます。
ちょっと変わった形の展望台なので、SNSに載せる写真撮影スポットとしてもかなり面白いと思います。
かなり穴場の絶景スポット!
ヤンバルクイナ展望台は穴場です。
というのも、ヤンバルクイナ展望台に行く観光客はほとんどいません…というか、地元の人でもほとんど行きません。
いつ行っても大抵静まり返っていて、展望台で他の人とすれ違うケースすらも稀です。
ヤンバルクイナ展望台に人が来ない理由は、建っている場所があまりにも山奥すぎるからです。
一応道路は通っているのですが、対向車線すらない対面一車線の小さな道路を通らなければ展望台に辿りつけません。
展望台からの眺めは確かに絶景なのですが、付近には「辺戸岬」「大石林山」などの名だたる絶景スポットがあるため、わざわざヤンバルクイナ展望台を選ぶ物好きが少ないのです。
しかし、そんな物好きには絶大な支持を誇っているのがヤンバルクイナ展望台の裏の顔でもあります。
ヤンバルクイナ展望台は、ディープスポット好きの間では有名で「何故か山奥にある謎の建造物」「リアルすぎてちょっと怖い展望台」なんて紹介されています。
普通の観光スポットにはもうあきた!という旅ツウの方は、沖縄ディープスポット界のエース・ヤンバルクイナ展望台を訪れてみてはいかがでしょうか。
実際、景色はかなり綺麗なので静かに絶景を眺めたいという場合にはかなりいい場所ですよ。
道幅がかなり狭いので注意!
ヤンバルクイナ展望台に行く上で注意したいのは、車道が険しすぎるという点です。
先ほども少し触れましたが、ヤンバルクイナ展望台に至る道路は対面一車線になっている部分があり、万が一他の車と遭遇したら何十mもバックしなければならなくなります。
しかも脇道はやんばるの森、崖やジャングルが広がっているので落ちたら一大事です。
それどころか、あまりにも人が来ないせいで道が落石や倒木でふさがっていることがあります。
細い木が倒れているくらいなら一度車を降りてどかすことも可能ですが、大きな岩や木が倒れている場合はもうあきらめるしかありません。
かなり個性的で面白いスポットですが、危険を冒していくほどではないので、道がふさがっていたらタイミングが悪かったと思って引き返してください。
こんなところで車が壊れたりしたら、助けを呼ぶためにふもとまで歩いて行かなければならなくなります。
ヤンバルクイナ展望台に関する情報
ヤンバルクイナ展望台は入場無料・駐車場完備です。
営業時間も特に設けられていないので、24時間見学可能です。
ただ、付近に民家も無ければ管理者も常駐していないので、夜間に見学するのは危険です。
万が一何かあったら誰も助けに来てくれないので、見学は日中にしておきましょう。
場所・アクセス
住所
沖縄県国頭郡国頭村辺土名
アクセス方法
那覇空港からヤンバルクイナ展望台を目指す場合、現実的に考えて車以外の方法がありません。
山奥すぎてバスやモノレールは通っていませんし、タクシーだと金額がとんでもないことになります。
ルートは単純で、那覇空港から高速道路・国道58号線を経由してひたすら北上するだけです。
本島最北端である辺戸岬からは車で10分ほどで行けるので、一度辺戸岬まで行って位置を確認してみると解りやすいかと思います。
辺戸岬のほど近くに「宇佐浜遺跡」という場所があり、その脇道から一車線の道路を登り切ればヤンバルクイナ展望台に到着です。
服装について
特に指定する服装はありませんが、場所が場所だけに虫が多いです。
念のために虫よけスプレーを持参することをオススメします。
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