ゆったりとした時間の流れる識名園の楽しみ方

Sponsored Link

このエントリーをはてなブックマークに追加   

ゆったりとした時間の流れる識名園の楽しみ方

識名園ってどんなところ?

 

識名園(しきなえん)とは、那覇市識名に現存する琉球王国時代の庭園です。
1799年に完成し、当時は中国の皇帝に遣わされた使者をもてなすための迎賓館として使われていました。
オリジナルの識名園は第二次世界大戦でほとんど破壊し尽されてしまいましたが、1975年から再建が始まり、元の姿を取り戻しました。

 

首里城などに比べるとやや知名度の低い識名園ですが、2000年には「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として首里城と共に世界遺産登録されています。
現在では庭園の美しい景観を見ようと、県内外から多くの観光客を集める人気スポットになりました。

 

識名園は、現代では珍しくなった琉球様式の庭園です。
沖縄独自の考え方に中国の様式を取り入れた設計で、日本式の庭園とは違った雰囲気を感じ取ることができます。

 

園内には巨大な池が設置されており、池の周囲には珍しい生き物たちが住み着いています。
周囲を都会に囲まれているにも関わらず、識名園の中だけは琉球王国時代の時が止まっているかのように自然に満ちています。

 

 

派手さは無いけれどお散歩には最適

 

識名園を観光するにあたって、ひとつ頭に入れておいてほしいことがあります。
それは、識名園は決して万人受けするタイプの観光地ではないということです。

 

識名園はとても美しい景観を持つ庭園ですが、昔の姿をほぼそのままに残しているので派手な見どころはありません。
圧倒的な絶景が見えるわけでもなければ、巨大な建物や貴重な文化遺産が展示されているわけでもないのです。
識名園にはただ、琉球王国時代の姿の庭園だけが広がっています。

 

そのため、どうしても若い人には不人気の観光地です。
庭園や自然そのものに興味が持てなければ、「池と木しか無い」なんて感想になってしまうかもしれません。

 

ただ、昔ながらの姿を保った庭園に「風流」を感じられる方にとって、識名園ほど美しい場所もそうは無いと思います。
静かに揺蕩う池と、その周りを飛び交うトンボや鳥たちの姿…そういったものを見ながらゆったりと歩いていると、都会の喧騒をも忘れてしまいます。
識名園は決して派手な観光地ではありませんが、ゆっくりと散歩をするには最高の観光スポットです。

 

 

知っておくと面白い識名園の話

 

識名園は、知れば知るほど面白い観光地です。
建物の形状や配置など、様々な箇所に琉球王国時代の人々の考え方の深さを垣間見ることができます。

 

特に面白いのが、識名園の南側に位置する「勧耕台(かんこうだい)」という展望台です。
この展望台は琉球王国時代にもこの場所に設置されていたのですが、実はかなり緻密な計算によってこの場所に建てられているんです。

 

沖縄本島は細長い地形をしているため、高台から景色を見ようとすると大抵どこからでも海が見えてしまいます。
しかし勧耕台は、あえて海が全く見えない方向に向けて建てられているのです。
これは、中国からやってきた使者に「琉球王国は高い所からも海が見えないほど広い」と思い込ませるための作戦だったと言い伝えられています。

 

このように、一見何の意味も無いと思えるような建物や施設のひとつひとつにも、琉球王国時代の知恵を見ることができるのが識名園の面白いところです。
また、園内には絶滅危惧種の「シマチスジノリ」や「シリケンイモリ」の姿が確認できることもあるため、生き物好きの方はぜひ探してみてください。

 

 

識名園に関する情報

 

ここからは、識名園に関する情報をご紹介します。
識名園にはスズメバチなどの虫が生息しているので服装には気を付けるようにしましょう。
出来れば虫よけスプレーなどを持参することをオススメします。

 

 

入場料金

 

  • 大人 400円
  • 中学生以下 200円

※小学校就学前 無料(ただし保護者同伴)

 

 

場所・アクセス

 

 

住所

 

沖縄県那覇市真地421?7

 

 

アクセス

 

識名園にいくためには、車かバスがオススメです。
那覇空港から出発の場合、車で国道331号線に入り、旭町で右折して国道329号線へ。
そのまましばらく直進して上間交差点で左折、沖縄県立南部医療センター前の交差点で左折すればすぐです。
所要時間は、およそ30分ほどになります。

 

バスで行く場合は、那覇空港からいったんモノレールに乗って県庁前駅に行きます。
そこから「2番 識名開南線」に乗って識名駅でおりれば、識名園の真ん前に到着します。
この場合の所要時間はおよそ1時間ほどです。料金はモノレール、バス合わせて大人1人490円です。

 

 

営業時間

 

  • 4月〜9月 9:00〜18:00(最終受付17:30)
  • 10月〜3月 9:00〜17:30(最終受付17:00)

 

休園日

 

毎週水曜日
(その日が休日または異例の日にあたる場合、その翌日が休園)

 

 

服装について

 

識名園にはたくさんの虫が生息しています。
そのほとんどは蝶々やトンボなどの害の無いものですが、稀にスズメバチなどの虫が飛んでいることもあるので注意しましょう。
普通に遊歩道を歩いている分には刺される心配はほとんどありませんが、藪の近くにいると刺されることがあります。

 

そのため、識名園に行くときは虫よけスプレーを持参し、季節によっては虫さされが少なくなるよう長そで長ズボンで行くことをオススメします。
大きな池がある識名園ではどうしても蚊が多くなるため、夏の時期は特に注意が必要です。

Sponsored Link