沖縄の文化まるわかり!沖縄県立博物館・美術館

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沖縄の文化まるわかり!沖縄県立博物館・美術館

沖縄県立博物館・美術館ってどんなところ?

 

那覇市には沖縄県最大のミュージアムである沖縄県立博物館・美術館があります。
その名の通り、県営の博物館と美術館を合わせて建てられた施設で、沖縄に関する展示品も多いことから観光客にも人気のある場所です。

 

県内に数ある博物館のなかでも収蔵品数は随一で、歴史的に見てもかなり貴重な展示物がたくさん展示されています。
例えば、かつて首里城に掲げられていた「万国津梁の鐘」の現物が置かれているのはここ沖縄県立博物館・美術館の常設展示エリアだけです。
実は今、首里城に飾られている万国津梁の鐘はレプリカで、本物は博物館に置かれているものだけなんです。

 

美術館側では、沖縄出身の作家を中心に、沖縄とゆかりのある美術家たちの作品を常設展示しています。
定期的に「琉球絵画展」や「沖縄の美術シリーズ展」といった絵画鑑賞会が行われる他、時には「ディズニー 夢と魔法の90年展」といった沖縄縛りではない美術展が開催されることもあります。

 

沖縄県立博物館・美術館は観光客の旅行拠点となることも多い那覇おもろまちにあるので、交通の便もバッチリです。
この付近にホテルを取っている方は、ぜひ沖縄県立博物館・美術館にも立ち寄ってみてください。

 

 

沖縄の文化を知るには博物館側の常設展がオススメ

 

沖縄県立博物館・美術館は、大きく分けて「博物館側・常設展」「博物館側・企画展」「美術館側・常設展」「美術館側・企画展」の4エリアに分かれています。
どこを見るべきか迷ったら、観光でいらした方には博物館側の常設展をオススメします。

 

博物館側の常設展には、常に「沖縄」をテーマにした展示品が飾られています。
近年の沖縄はもちろん、沖縄戦時代、琉球王国時代、さらには旧石器時代にいたるまで、これまで沖縄という土地が歩んできた痕跡を一挙に展示しているのです。
沖縄県立博物館・美術館の常設展示ほど、沖縄の歴史を短時間で理解できる場所は他にありません。

 

常設展の入口をくぐると、まず最初に見えるのはガラス張りの床です。
床の下には色とりどりの熱帯魚が泳ぐ沖縄の海が巨大なレプリカで再現されており、まるで海の上に立っているかのような不思議な感覚に驚かされます。

 

そこからは、順路の通りに進むほどに沖縄の歴史が進んでいく作りになっています。
最初に旧石器時代、すでに絶滅したリュウキュウジカを追いかける古代人の化石が展示されており、そこから沖縄に住む生き物の剥製展示に移ります。
その後、原始的な村づくりが始まったころの展示、琉球王国時代の展示、廃藩置県で沖縄県が出来たころの展示…と繋がっていき、現代の沖縄の展示物に至ります。
この土地の成り立ちを感覚的に知ることができるので、ここを見学しておけば一気に沖縄通になれてしまいます。

 

もし時間に余裕があるなら、観光の初日に沖縄県立博物館の常設展を見学しておくのがオススメです。
どこの観光地に行っても、何も知らずに見学するのと、沖縄の歴史を知ってから見学するのとでは、きっと見え方が変わってくるはずですよ。

 

 

博物館の外側にも貴重なものが盛りだくさん!

 

沖縄県立博物館・美術館に入る前に、建物の周囲をグルリと散歩してみましょう。
実は、沖縄県立博物館・美術館の外側にも貴重な展示物がたくさんあるんです。
外側の展示物を見学するだけなら入場料すらかかりませんので、ゆっくりと見学してみてください。

 

博物館側に置かれているのは、琉球王国時代の家や、シーサーの祖先にあたる石獅子という彫刻などです。
また、「湧田古窯跡(わくたこようあと)」という巨大な窯がそのまま展示されているのも面白いです。
湧田古窯跡はかつてこのあたりにあった湧田村の人々が赤瓦などを焼くために使っていた窯で、1600年代に作られたものです。
1986年の調査で偶然に発見され、巨大な窯をそのまま切り取って発見されたままの状態で保存されています。

 

また美術館側にも県内出身の彫刻家がつくった巨大オブジェが設置されているので、沖縄県立博物館・美術館は周囲を歩いているだけでもなかなか楽しいです。
早々に入場して常設展をゆっくり眺めるのもいいですが、まずは建物の周囲を散歩してみるのが通の楽しみ方です。

 

 

沖縄県立博物館・美術館に関する情報

 

沖縄県立博物館・美術館は、展示内容によって料金が異なります。
常設展の料金は一律で同じですが、企画展の料金は毎回違うので公式ページなどで確認してみてください。

 

 

入場料

 

博物館常設展

 

  • 大人 410円
  • 高校生〜大学生 260円
  • 県外小中学生 150円
  • 県内小中学生 無料

 

 

美術館コレクション展

 

  • 大人 310円
  • 高校生〜大学生 210円
  • 県外小中学生 100円
  • 県内小中学生 無料

 

 

場所・アクセス

 

 

住所

 

沖縄県那覇市おもろまち3丁目1-1

 

アクセス方法

 

沖縄県立博物館・美術館は通称「新都心」と呼ばれる那覇市おもろまちにあるのでアクセスは抜群です。
レンタカーで行く場合、那覇空港からはおよそ20分程度で移動することが可能です。
ルートもいくつかありますが、那覇空港を出て国道331号線→国道58号線に入り、上之屋の信号で右折するのが一番わかりやすいかと思います。

 

公共機関を利用する場合は、モノレールを利用するのがよいでしょう。
ゆいレール那覇空港駅から乗り、おもろまち駅で下車して10分ほど歩けば博物館の建物が見えてきます。
運賃は大人300円とかなり割安なので、まだモノレールを借りていないという場合はこの手段が一番オススメです。

営業時間

 

  • 9:00〜18:00(最終受付17:30)

 

 

休館日

 

  • 毎週月曜日定休
  • 12月29日〜12月31日まで休館

※その他博物館消毒などのため不定期で休館になることがあります。

 

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