冬の沖縄は桜満開!?沖縄本島内の桜の名所巡りコース
旅の準備:沖縄の花見事情を知っておこう
今回は、沖縄本島で桜が見られる人気観光スポットをご紹介します。
沖縄の桜は北部→中部→南部の順番で咲いていくため、それぞれのエリアで区切ってご紹介したいと思います。
意外に知られていませんが、沖縄の桜は他県でメジャーな「ソメイヨシノ」とは全くの別種です。
沖縄の桜は「カンヒザクラ」と呼ばれるもので、ソメイヨシノとは違い「寒い時期に咲く」という特徴があります。
桜といえば春のイメージがあるかもしれませんが、沖縄が桜のシーズンを迎えるのは2月下旬〜3月初旬のことなのです。
外にはまだまだ冷たい風が吹いている時期に桜が咲くため、沖縄には桜の下で宴会をする文化がありません。
花見と言ったらもっぱら桜の木を眺めて散歩をすることをいいます。
逆に言えば、沖縄の花見には何の準備もいらないので、観光客でもその日のうちに始めることができます。
冬の沖縄を訪れたら、桜の名所を巡ってみてはいかがでしょうか?
1.北部の桜の名所巡り
八重岳桜の森公園
沖縄本島北部で有名な桜の名所のひとつが、八重岳桜の森公園です。
本部町の「八重岳(やえだけ)」の中腹に作られた公園で、この公園に至る沿道には7000本ものカンヒザクラが植えられています。
濃いピンク色のカンヒザクラが満開になったときの様子は圧巻ですが、面白いのが背景の森とのコントラストです。
八重岳に自生している植物の多くは冬になっても緑色のまま残っているので、八重岳桜の森公園の桜が満開になっている後ろには真夏の森のような風景が広がります。
今帰仁城跡
八重岳桜の森公園から車で30分ほど移動すると、世界遺産の今帰仁城跡に到着します。
実は今帰仁城跡も、たくさんのカンヒザクラが植えられている桜の名所なんです。
標高100メートルもある城跡への石段の脇には、階段を彩るように桜の木が並んで植えられています。
桜が咲き誇るこの季節は、今帰仁城跡が最も美しくなる時期でもあるのです。
名護中央公園
今帰仁城跡で桜を堪能したら車で40分ほど移動し、名護市の市街地を目指しましょう。
名護市で最も大きな公園のひとつ「名護中央公園」もまた、カンヒザクラの名所として知られている場所なのです。
名護中央公園にはその昔「名護城」というグスクがあったのですが、現在この場所は市民の憩いの場として利用されています。
標高の高い公園なので、寒いほどに美しく咲くカンヒザクラが毎年のように満開の姿を見せてくれます。
2.中部の桜の名所巡り
中城城跡
世界遺産にも登録されている中城城跡にも、多くのカンヒザクラが植えられています。
やはり沖縄の古城は高台に建てられていることが多いため、寒いほど綺麗に咲くカンヒザクラの特性にも合っているようです。
中城城跡からは海を望むことができますので、カンヒザクラと海のコラボレーションが楽しめます。
嘉数高台公園
宜野湾市の嘉数高台公園は、沖縄戦の歴史を紡ぐ戦跡として有名な公園です。
ネガティブなイメージが強い反面、実は綺麗な桜が咲く公園として地元民に知られている場所でもあります。
観光客数は少なめなので、ちょっとした花見の穴場としてもオススメですよ。
3.南部の桜の名所巡り
漫湖公園
那覇市の中心地に位置する漫湖公園にも、冬の時期にはカンヒザクラが咲き誇ります。
桜の量はそれほど多くありませんが、ラムサール条約にも登録されている漫湖の湿地帯を背に咲く桜の花が見事な景観を生みます。
桃色の桜をバックにして真っ白なシラサギが飛び立つ公園なんて、他にはなかなかありませんよね。
与儀公園
那覇市与儀にある与儀公園も桜の名所として有名です、
桜が満開を迎える頃には那覇市内最大級の桜祭りが行われ、多くの人で賑わいます。
那覇市内なのでアクセスも良いですし、那覇市観光のついでに立ち寄ってみても良いのではないでしょうか。
八重瀬公園
八重瀬公園は、八重瀬町の高台に作られた公園です。
もともとは八重瀬城のあった場所ですが、現在は園内に広くカンヒザクラを植えて桜祭りなどを行う親しみやすい公園になっています。
八重瀬公園は開花期間に合わせて桜の木をライトアップしてくれるので、夜間の見学もOKとなっています。
1日のお花見の締めくくりとして、光に彩られた幻想的な桜を見てみませんか?
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