不気味な顔の人気者!?島内に点在する「宮古島まもる君」とは何者なのか
宮古島まもるくんってどんなところ?
今回はちょっと特殊な観光スポットをご紹介したいと思います。
宮古島に存在する「宮古島まもるくん」という名物スポットです。
宮古島まもるくんとは、宮古島の各地に存在する交通安全人形の名前です。
警察のような服装に白いヘルメット、それに真っ白で無表情な顔立ちをしていて、ハッキリ言ってしまえば「不気味」な人形です。
しかし宮古島まもるくんは十年以上前から「宮古島の名物」として知られており、最近では宮古島のガイドブックにも必ず載るほどの人気者になっています。
もともとは1996年に「宮古地区交通安全協会」が、交通安全の啓発運動として宮古島島内に5基の宮古島まもるくん人形を設置しました。
それから宮古島まもるくん人形はどんどん増え、現在では宮古島中に19体の宮古島まもるくんが設置されています。
ほとんどは道路にポツンと立っており、何も知らない人が見たらちょっと驚いてしまいます。
最初はちょっと気味悪がられていた宮古島まもるくんですが、徐々にその「キモかわいさ」がウケて人気になってきました。
現在では宮古島まもるくんをモチーフにしたクッキーなどのお土産が売られていたり、2017年には宮古島まもるくんの石像なんてものが作られたりもしています。
宮古島まもるくんは宮古島の交通安全の守り神であり、宮古島観光のイメージキャラクターでもある奇妙な存在なのです。
島内の19体をコンプリートしてみよう
最初は単なる交通安全人形に過ぎなかった宮古島まもるくん。
ですが最近では、宮古島まもるくんを目当てに島内を散策する観光客の姿も見受けられるようになってきました。
現役で道路に立っている宮古島まもるくんの数は現在19体で、宮古島中に散らばるように点在しています。
ほとんどは道路沿いに居ますので、ドライブがてらに島を一周して宮古島まもるくんを探してみるのもなかなか楽しいですよ。
見つけた宮古島まもるくんと一緒に写真を撮って、旅の思い出を作っていきましょう!
ちなみに、彼らはまとめて「宮古島まもるくん」と呼ばれていますが、実際には一体一体名前が違います。
一応兄弟という設定になっていて、長男から順に「すすむくん・いさおくん・たかやくん・こうじくん・りょうぞうくん・まさおくん・かずきくん・たくまくん・ひとしくん・あつしくん・きよしくん・いずるくん・まさかつくん・てつやくん・まもるくん・じゅんきくん・としおくん・いたるくん・つよしくん」となっています。
肝心のまもるくんは、兄弟のなかでは19男という立ち位置なのですね。
いつか見られなくなるかもしれない!?
宮古島まもるくんは2009年まではじわじわと数を増やしていましたが、今後は1体も増える予定が無いそうです。
その理由が非常に現実的なのですが、かつて宮古島まもるくんを生産していた会社が倒産してしまったのだとか…
宮古島まもるくんの独特なフォルムは、他の人が真似して作ろうとしても難しいのだそうです。
実際に見てみるとわかるのですが、19体の宮古島まもるくんたちは1体1体微妙に顔が違い、しかしどれも「まもるくんだ」と一目でわかる独特な顔立ちをしています。
あの作風を出せるのは、倒産してしまった会社の社長さんだけだったのでしょう。
しかし宮古島まもるくんは台風の多い宮古島の路上に置きっぱなしですから、どうしても老朽化してしまいます。
実はすでに腐食して廃棄されてしまった宮古島まもるくんも居て、このまま19体全ての老朽化が進めばいつかは宮古島まもるくんが見られなくなってしまうかもしれません。
あの不思議で不気味で、だけどどこか愛くるしい表情を、ぜひ彼らが健在のうちに見に行ってあげてください!
宮古島まもるくんに関する情報
宮古島まもるくんは、伊良部島と多良間島に1体づつ配置されている以外は、全て宮古島の各地に点在しています。
設置場所は道沿いがほとんどですが、一部「宮古空港ロビー」「宮古島警察署」などの施設内に立っているものもいます。
全て宮古島の全域に綺麗にバラけているので、全て探すためには宮古島を車で1周する必要があります。
場所・アクセス
住所
沖縄県宮古島市
アクセス
宮古島まもるくんは宮古島全域に点在していて数が多いため、詳しいアクセス方法は省略させていただきます。
ただ、ほとんどは宮古島の道沿いや観光施設周辺に立っているので、普通に宮古島島内を観光しているだけでも5〜6体は見かけると思います。
営業時間
- 24時間見学可能
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