海洋博公園までの道中で見かける琉宮城蝶々園ってどんなところ?
琉宮城蝶々園ってどんなところ?
沖縄県でも最大の観光スポットである「海洋博公園」に行こうと車を走らせる道中には、おとぎ話に出てくる竜宮城のような建物が建っています。
入ったことはないけど、この建物の正体が気になってしまったという観光客も多いのではないでしょうか。
この建物の正体は、琉宮城蝶々園という施設です。
沖縄県内には蝶々を飼育する蝶々園がいくつもあるのですが、琉宮城蝶々園は県内でも最大規模のものです。
外側からはわかりにくいのですが、琉宮城蝶々園はかなり広い敷地面積を誇っています。
建物の裏側には蝶々を飼育するためのエリアが2000坪にわたって広がっており、園内には最大で150種類の蝶々が放し飼いにされています。
見られる蝶々の種類は季節によって異なるため、どんな蝶々が見られるかは実際に行ってみてのお楽しみです。
オオゴマダラは絶対に見ておきたい!
琉宮城蝶々園で最も人気があるのが、「オオゴマダラ」という蝶々です。
オオゴマダラは羽を広げると13センチにもなる大型の蝶々で、日本国内に生息している種類では最大ともいわれています。
白い羽に黒い斑点模様があり、ヒラヒラと飛ぶ姿が美しいことでも知られている蝶々です。
琉宮城蝶々園ではほとんどの蝶々を放し飼いにしていますが、オオゴマダラだけは専用の飼育施設で育てています。
人間が100人以上入っても問題ないほど広い飼育施設内にはオオゴマダラが好む木々が生い茂り、内部には1年を通して500匹ほどのオオゴマダラが飛び交っています。
巨大な蝶々がそこかしこを飛び回る光景はなかなかに圧巻です。
また、オオゴマダラと一緒に写真撮影ができるサービスも観光客に人気です。
飼育施設内に置かれている帽子にはオオゴマダラが寄ってきやすい細工がされており、これをかぶるとたちまち数匹のオオゴマダラが頭に止まります。
オオゴマダラは赤い色に寄ってくるという性質もあるため、赤い服を着て飼育施設に入ると体中にオオゴマダラが止まっている面白い写真も撮れますよ。
オオゴマダラのサナギを探してみよう
オオゴマダラは1年に何度も産卵するため、琉宮城蝶々園に行くといつでも成虫のオオゴマダラの姿を見ることができます。
しかし注目して欲しいのが成虫だけではありません。通はあえて「オオゴマダラのサナギ」を探します。
成虫になると白黒の体色をしたオオゴマダラですが、サナギのときは金色に輝きます。
あまりにも金色にキラキラと輝いているので、作り物なんじゃないかと疑ってしまう方も少なくないほどです。
オオゴマダラの真骨頂は、サナギの状態での美しさにあるといっても過言ではないでしょう。
琉宮城蝶々園では、オオゴマダラのサナギを別個に展示してくれていることもあります。
しかし飼育施設内でもその姿が見られることがありますので、葉っぱの裏側なんかをよく観察してサナギを探してみると楽しいですよ。
琉宮城蝶々園に関する情報
琉宮城蝶々園は、海洋博公園に向かう道中にあるのでかなり目立ちます。
しかしシーズン中でもそこまで混雑しないので、ゆっくり見てまわることができますよ。
また、園内の大部分が屋外エリアなので、雨が降っている日に行くのはオススメしません。
雨の日は蝶々たちも木陰に隠れてしまうので、よく晴れた日を狙って訪れてみましょう。
入場料
- 16歳以上 500円
- 3歳〜15歳 250円
- 未就学児 無料
場所・アクセス
住所
沖縄県国頭郡本部町字山川390-1
アクセス方法
琉宮城蝶々園は海洋博公園のすぐ近くにある施設です。
那覇空港から琉宮城蝶々園に行く場合は、車で移動するのがよいでしょう。
車で行く場合、許田ICまでは沖縄自動車道を利用して移動します。
許田ICを降りたらしばらく国道58号線を北上し、宮里3丁目で左折して本部循環線(国道449号線)に入ります。
あとは海洋博公園行きの看板に沿って進めば、海洋博公園に至る直前に琉宮城蝶々園が見えてきます。
移動にかかる所要時間はおよそ2時間です。
営業時間
- 9:00〜17:00(最終入園16:40)
- 年中無休
<服装について>
園内は広いので歩きやすい服装で行くのがよいでしょう。
また、赤色の服で行くとオオゴマダラが寄ってきやすいのでオススメです。
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