宜野湾市の普天満宮は神様の住む鍾乳洞だった

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宜野湾市の普天満宮は神様の住む鍾乳洞だった

普天満宮ってどんなところ?

 

普天満宮は、沖縄本島中部の宜野湾市にある神社です。
宜野湾市は東京でいえば新宿区と同じくらいの広さにあたる土地なのですが、何故か神社がこの普天満宮1ヶ所だけしかありません。
そのため、普天満宮は昔から地元の人々に大切にされており、年末年始には県内でも有数の人出を見せます。

 

普天満宮の歴史は古く、少なくとも15世紀ごろにはこの場所に普天満宮があったとされています。
もともとは敷地内にある鍾乳洞が琉球古神道の神域として祀られたのが始まりですが、15世紀には熊野権現と合祀されて神社の形態に代わりました。
その後は沖縄県に存在するなかで格の高い8ヶ所の神社を指す「琉球八社」のひとつにも選ばれています。

 

地元に密着した神社として知られる反面、実は観光客の出入りが多いのも普天満宮の特徴です。
年末年始は当然としても、何の行事にも被っていない日に意外なほど賑わっています。

 

神域である「普天満宮洞穴」を見に来た方や、旅行安全を祈りにきた方などその目的は様々です。
由緒正しい神社ですが、そこまで畏まらなくても入れる身近な神社なので、興味のある方はぜひ立ち寄ってみてください。

 

 

神様が祀られている鍾乳洞は圧巻

 

普天満宮最大のみどころといえるのが、敷地内にある「普天満宮洞穴」です。
全長280メートルの大きな鍾乳洞で、仙人や女神が出現したという伝説が残る神域として保存されています。

 

神社の中にある洞窟を見学することに抵抗のある方がいるかもしれません。
しかし普天満宮洞穴は宜野湾市の天然記念物に指定されており、普天満宮側も見学を推奨しているくらいなので気兼ねなく見学してOKです。

 

歴史的・宗教的にも重要な普天満宮洞穴ですが、実は地質学や生物学的にも重要な洞窟です。
この鍾乳洞からは約2万年前のリュウキュウジカ・リュウキュウムカシキョン・リュウキュウイノシシなどの化石も発見されているのです。
また、洞窟内の地形の形状からかつてここには水が流れていたことなども判明しています。

 

どの側面からみても感動するような驚きに満ちた普天満宮洞穴ですが、何の予備知識がなくてももちろん楽しめます。
巨大な洞穴の内部に神様が祀られている様子は、日本人なら見ただけで畏れを抱いてしまうほど不思議な光景です。

 

 

由緒ある神社で旅の安全を祈願してみては?

 

旅行先の神社仏閣にて、旅の安全を祈願するのが通例となっている旅行好きは少なくないでしょう。
しかし神社によっては気軽に参拝できないところもありますので、初めて立ち寄る神社ならばある程度予備知識を仕入れていくのがベターです。
その点、普天満宮は特に許可なく立ち入ることができますし、旅行の安全祈願といった気軽な参拝にも快く応じてくれます。

 

入ってすぐのところに拝殿がありますので、そこで普天満宮の神様にお祈りするのもよいでしょう。
沖縄の神社とはいえ、参拝のマナーは基本的に日本各地の神社と一緒なので、観光客でも気兼ねすることなくお祈りできます。

 

時間に余裕のある方は、本格的な社頭祈願にチャレンジしてみても良いと思います。
普天満宮の場合、ご祈願は10:00〜17:00まで執り行われており、予約制でないので立ち寄ったその日に申し出ることができます。
本格的なご祈願といっても15分〜20分ほどで終わりますし、内容も旅行安全から健康祈願までなんでもOKです。

 

 

普天満宮に関する情報

 

普天満宮はさほど混雑する場所でもありませんが、タイミングによっては人だかりができていることがあります。
年末年始は言うまでもなく、例大祭などが行われている日は普天満宮洞穴の見学も中止されてしまうことがあるので注意しましょう。

 

 

入場料

 

  • 無料

※普天満宮洞穴の拝観も無料です。

 

 

場所・アクセス

 

 

住所

 

沖縄県宜野湾市普天間1-27-10

 

 

アクセス方法

 

那覇空港から普天満宮までは車で約30分です。
公共機関を使うと乗り換えが必要になるので、レンタカーで移動するのがよいでしょう。

 

よほど渋滞していない限りは高速道路を使って行くルートよりも、一般道のほうが早く着きます。
那覇空港から出て国道58号線を北上し、宜野湾市の伊佐交差点で右折します。
あとはしばらく直進していけば、普天間のT字路にさしかかったあたりで普天満宮が見えます。

 

 

営業時間

 

  • 9:30〜18:00(受付)

 

※神社なので夜間でも入場は可能ですが、年末年始以外は日中の見学を心がけましょう。

 

 

服装について

 

基本的に自由ですが、神聖な場所なのであまりだらしない格好で行かないようにしましょう。
とはいえ、露出の多い服装でもない限りはそこまでかしこまった服装を選ぶ必要はありません。

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