他とは一味違う絶景スポット！がじゃんびら公園
がじゃんびら公園ってどんなところ？
がじゃんびら公園は、那覇市の小高い丘の上に位置する公園です。
那覇空港側の景色を一望することができる絶景スポットとして、地元の人に親しまれています。
公園とはいっても、ブランコやすべり台のような遊具が置いてある子供向けの公園ではありません。
がじゃんびら公園は全長300m以上の広い公園ですが、園内には遊歩道や展望台、ちょっとした東屋などがあるだけで、日中でも子供の姿はまばらです。
この公園を訪れる人の多くは地元の大人たちで、広くて綺麗な公園内を散歩したりジョギングのコースに使ったりもしています。
また、最近は観光雑誌で紹介されることが増えてきたこともあり、全国各地から訪れた観光客の姿も多く見受けられるようになってきました。
公園そのものはいたってシンプルな造りですが、那覇市を一望できる絶景のおかげで大人からの人気を得ている稀有な公園です。
他とは一味違った絶景が魅力！
がじゃんびら公園の魅力はなんといっても展望台から見渡す絶景です。
展望第は海側を向いており、那覇市の街並みと海を同時に楽しむことができる絶景スポットとなっています。
しかし、がじゃんびら公園から見える景色は沖縄県内に存在する他の展望台や高層ビルからの景色とは一味違います。
実はがじゃんびら公園の真正面には「陸上自衛隊那覇駐屯基地」があり、がじゃんびら公園からは基地内の様子が一望できる造りになっているのです。
展望台から見えているのは、陸上自衛隊那覇駐屯基地の港湾部分です。
自衛隊関係の船が停泊する部分なので、港湾部分は物資などを下ろすとき邪魔にならないよう平坦な造りになっています。
ビルや建物でごちゃごちゃとした那覇の街並みのなかで、そこだけがポッカリと平坦になっている基地内の眺望にはなんとも不思議な感覚にさせられます。
もちろん陸上自衛隊那覇駐屯基地には、関係者以外は簡単に立ち入ることができません。
周囲は有刺鉄線で覆われているので通常は内部を見渡すのも困難なのですが、がじゃんびら公園からは難なく内部の様子がわかるのです。
こうした事情から、がじゃんびら公園は自衛隊マニアや基地マニアたちに人気の撮影スポットにもなっています。
なぜか美空ひばりの歌が流れる石碑の秘密
子供向けの遊具がほとんど無いがじゃんびら公園ですが、園内にはアート作品がいくつも展示されています。
石づくりの現代アート作品が置かれていたり、広場の地面が幾何学的な模様で彩られていたりと、園内はちょっと不思議な雰囲気を保っています。
そんななかで特に来訪者の目を引くのが、美空ひばりの「花風の港」という曲の歌詞が書かれた石碑です。
ひときわ大きな石碑に虹色のペンキで色が塗られており、シンプルな園内ではかなり目立つ存在になっています。
しかもこの石碑にはセンサーが搭載されていて、近くを人が通るとスピーカーから美空ひばりの歌が流れ出します。
公園内でもそこそこ通行量が多い場所にある石碑なので、日中はほとんどひっきりなしに美空ひばりが歌い続けているのです。
美空ひばりといえば昭和を代表する偉大な歌手ですが、「なぜこんなところに美空ひばりの石碑が？」と首をかしげる人も多いようです。
もちろん美空ひばりは沖縄出身ではありませんし、ましてやがじゃんびら公園との関係なんて全くなさそうに思えます。
その理由を調べてみると、石碑から流れる「花風の港」が美空ひばりの曲のなかで唯一沖縄県をモチーフにした曲だから…というのが事の真相です。
石碑が設置されたのは太平洋戦争における真珠湾攻撃の日と同じ12月8日で、平和への願いを込めて設置されることになったようです。
がじゃんびら公園に関する情報
がじゃんびら公園は24時間いつでも入場可能ですが、基本的には日中の見学をオススメします。
夜景を見ることもできますが、住宅街の中にある公園なので夜間に訪れる観光客はほとんどいません。
場所・アクセス
住所
沖縄県那覇市金城1丁目
アクセス方法
がじゃんびら公園は那覇空港のすぐ近くですが、住宅街を通るためモノレールで行くことはできません。
バスも近くまではいきませんので、レンタカーかタクシーで行くのが最善だといえます。
レンタカーで行く場合は、安次嶺交差点から国道331号線に出て金城交差点で右折、2本目の脇道でさらに左折します。
あとは突き当たりを右折して数百メートルほど進めば、左手側にがじゃんびら公園が見えてきます。
車で行く場合、那覇空港からの所要時間は約10分程度です。
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