大食いマニア御用達!安くて巨大なメニューが自慢の「波布食堂」
波布食堂ってどんなところ?
昔ながらの沖縄の食堂は、料理のボリュームが凄いお店が多いって知ってました?
米軍統治下には外人さんが食べにくることが多かったことや、戦争による食糧難を経験した店主たちがサービスで大盛りにしていることなどがその理由です。
最近は「デカ盛り」なんて言葉が流行っていますが、沖縄の食堂は昔からどこもかしこもデカ盛りの宝庫だったんです。
そんなわけでデカ盛りのお店にはすっかり慣れている沖縄県民ですが、那覇市の「波布食堂(はぶしょくどう)」にはいくら地元民といえど驚かされます。
波布食堂は沖縄の流通の拠点「那覇港」の港内で営業している食堂で、もともとは港で働いている人たちのお食事処として創業しました。
「港で働く体力勝負の人たちでも満足できるように」という店主の想いから波布食堂のメニューはボリューム満点で作られています。
しかし、波布食堂の「ボリューム満点」は常識の範囲内を軽く超えています。
通常の食堂で「大盛り」と呼ばれているようなメニューは、波布食堂では小盛りサイズにすぎません。
メニューによっても大きさに偏りがありますが、普通のお店の大盛りサイズのメニュー2倍の量が、波布食堂での普通盛りだと思ってほぼ間違いありません。
カツカレーを頼めば顔の大きさくらいあるトンカツが乗ったご飯の山が来ますし、ゴーヤチャンプルーを頼めば3〜4人前くらいの大皿で来ます。
どのメニューも基本的に皿のサイズには収まっていませんし、おかずを覗いたご飯の量だけで1合を超えているということもザラです。
あまりにも量が多いということで口コミが広まり、今や港で働く人以外も多く訪れる人気食堂となりました。
店内には地元の人が多めですが、観光客も増えてきているので初めての方でも安心して食事できます。
また、波布食堂は単に量が多いというだけでなく、ちゃんと美味しいので決してイロモノの食堂というわけではありません。
沖縄県民が認める、沖縄の食堂ならではの料理の美味しさを堪能したいという方にもオススメの食堂です。
安易に頼めない!?巨大なメニューの宝庫
波布食堂はデカ盛りで有名なお店です。
もちろんお客さんのほとんどがそのこと重々承知で波布食堂を訪れるのですが、いくら大食い自慢の方でも決して油断しないでください。
波布食堂の料理のボリュームは、初めてこの食堂を訪れる方の想像をゆうに超えてきます。
せっかく来たんだから何種類かの料理を頼もうと考え、「かつ丼とレバニラ炒めください」なんて数種類の料理を注文をする方もいますが、この注文の仕方は波布食堂において自殺行為です。
大食いに自信がある方なら「たった2品くらい余裕で食べられる」と考えるかもしれませんが、波布食堂のかつ丼は他のお店のかつ丼の倍はあろうかというサイズですし、レバニラ炒めは大皿いっぱいの3〜4人前サイズで、しかも自動的に大盛りのごはんが付いてきます。
波布食堂の料理のボリュームを舐めてかかり、半分も食べられずに残してしまうという観光客は毎日のようにいますので、同じ轍を踏まないように注意しましょう。
ちなみに波布食堂では「お客さんが全部食べきれない」なんて日常茶飯事なので、残した料理はお店から貰えるパックに詰めて持ち帰れるシステムになっています。
大盛りだと知っていてもついつい頼みすぎてしまうお客さんが多い原因は、波布食堂の料理がとても安いからです。
波布食堂のメニューは大体500円〜750円程度で、1000円を超えるメニューはありません。
まさかこの値段で巨大な料理が来るとは思えず、せっかくなのでいくつか頼んでみようと思ってしまうお客さんも多いのです。
大食い自慢の男性でも1000円以下で満腹になれる波布食堂。
女性なら2人で1品でも充分に満足できるはずですよ。
一番有名なメニューは「肉そば」
波布食堂にはたくさんの人気メニューがありますが、中でも有名なのが「肉そば」です。
沖縄そばの上に肉野菜炒めを乗せた肉そばは、波布食堂を象徴するデカ盛りメニューとしてメディアにもよく取り上げられます。
初めて波布食堂の肉そばを見た方は、まずその見た目のインパクトに驚愕することでしょう。
肉野菜炒めが丼からはみ出ている…なんて生半可なものではありません。肉野菜炒めが、丼の大きさよりも高く盛られています。
あまりにも大量に肉野菜炒めが盛られているせいで、メインであるはずの沖縄そばやスープは全く見えません。
あまりにも肉野菜炒めが多いので、普通の人は沖縄そばに辿り着く前にお腹いっぱいになります。
なんとか麺まで辿り着いたとしても、スープまで飲み干せる方は稀です。
大量の肉野菜炒めに目が奪われますが、その下に控える沖縄そばの量も圧巻なんです。
そんな波布食堂を代表するメニュー・肉そばですが、値段はまさかの650円。
ボリュームは通常の沖縄そばの倍はありますが、値段は観光地で食べる沖縄そばよりも遥かに安いです。
量の多さもさることながら、その安さも波布食堂を象徴する特徴です。
波布食堂に関する情報
波布食堂には駐車場がありますが、お昼どきに行くと満車になっていることが多いため、付近の有料駐車場を使ってください。
港内にある食堂なので路上駐車していると港の作業の邪魔になり、レッカー移動させられることがあります。
場所・アクセス
住所
沖縄県那覇市通堂町4‐22
アクセス方法
波布食堂は那覇港内にある食堂です。
空港からは車で10分、モノレールでもすぐ近くまで行けるので交通の便は良いです。
車で行く場合、那覇空港から出て国道331号線を北上、那覇東バイパスとの交差点に差し掛かったら左折します。
左側が那覇港になっているので、那覇港入口から入ってすぐの場所にある波布食堂の駐車場に停めてください。
モノレールを利用する場合は那覇空港駅でモノレールに乗り、旭橋駅で下車します。
そこから徒歩10分ほど歩けば、波布食堂に到着します。
モノレールの料金は大人260円、子供130円です。
営業時間
- 11:00〜17:30
定休日
- 毎週日曜日〜月曜日
- 祝日
- 旧正月期間
- 年末年始
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